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不安が強い子どもの治療に薬は有効なのか

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不安は誰もが感じる、当たり前にもっている感情です。まったく不安を感じずに生きていける人はいないでしょう。ましてや成長時期にある子どもは、大人に比べて不安を抱くことが多いことがあります。ただ不安も強くなり過ぎると問題になることがあります。その原因や治療、有効ながあるのかみていきましょう。

子どもの不安~特徴・原因・治療

 

不安とは? 不安が役に立つ時と問題になる時

 

不安は悪いもの、出来れば感じない方が良いものと思われがちです。しかし、人は不安を感じるからこそ、慎重に行動したり、危険に対処するための準備をするともいえます。

また、不安を感じることで、より一層努力をしようとすることもあるでしょう。つまり不安は、自分の身を危険から守り、より自分を成長させることができる大事な感情なのです。

それでは、不安が問題になる時はどんな時でしょう。それは、以下のような不安です。

 

  • 理由がはっきりしない不安
  • 表現しにくく伝えにくい不安
  • 強く苦痛を感じる不安
  • 長引く不安
  • 社会生活・日常生活に支障を来す不安

 

人は強い不安を感じると、震え呼吸困難身体がこわばる発声困難吐き気口が渇くトイレに行きたくなる等の症状が出てきます。この症状が強くなったり長引いたりしてくると、苦痛を感じたり日常生活に支障を来すようになります。そうなると不安が身体的な問題となってきます。

 

子どもによく見られる不安のタイプとは

 

大人でも不安の原因を言葉で説明するのは難しい時がありますよね。子どもの場合は、「不安かどうか」も言葉にすることが難しいものです。子どもによく見られる不安のタイプは3種類あります。

 

  • 分離不安タイプ

分離不安タイプとは、お母さんなど大切な人物から離れなくてはならないような状況で、不安になるタイプです。家から離れて、外出したり学校や仕事などに行けなかったり、1人で留守番が出来ない、1人で眠れない、などの問題を生じます。

 

  • だんまりタイプ

だんまりタイプとは、家ではよく話しているのに、学校や習い事など特定の状況で話すことができなくなるタイプです。

 

  • 身体症状タイプ

身体症状タイプというのは、他の2つのタイプとも重なることが多いですが、不安が高まるような状況で、発熱、吐き気、腹痛、頭痛等体調が悪くなるタイプです。

以上の3種類の他、特定の状況や物に対して過剰に不安がる子どももいます。例えば、注射や虫、犬、高所などを怖がり、泣いたりかんしゃくを起こしたり、反対に凍りついたりします。

 

 

不安になりやすい子どもの特徴

 

不安を感じやすい子どもは、視覚、聴覚、嗅覚などの感覚や、環境の変化、感情に対しても過敏なことが多いと言われています。生後まもなくから、こうした「気質」には個人差が存在します。赤ちゃんは、ずっと母親の胎内にいたので、生まれてすぐはその環境の変化に慣れず、不安定な時期を過ごします。睡眠リズムも安定しないことが多いでしょう。

 

生後3か月が過ぎると、およそのリズムが整い、機嫌がよく安定している時期が増えてくるものです。この時期を過ぎても過敏な状態が続いていると、不安傾向を持つようになるという説もあります。

 

また、生後8か月前後には、いわゆる人見知りの時期が始まり、およそ1歳6か月程度まで続きます。重要な人(多くは母親)とそうでない人の区別をつけ、その人から離れることに不安を感じるようになります。こうした時期に、特定の人との安定した関係を築くことで、人への信頼が築かれます。

 

何らかの理由で、この時期をうまく乗り越えられなかった子どもは、人間関係に不安を示すことが知られています。

 

不安の原因

 

脳科学的な原因

 

人の不安の原因は、脳科学的に説明されてきています。その一つの説が、脳の「扁桃体」と呼ばれる部分が異常に興奮し続けることで、病的な不安状態になるというものです。強い不安を引き起こす情報は、自立神経や、内分泌の反応を起こします。

 

つまり、胸がドキドキしたり、震え、呼吸困難、身体のこわばり、震え、腹痛など多様な身体症状を起こします。これらの症状によって「呼吸が止まりそう」「重大な病気かも」などと、さらに不安になるという悪循環につながる場合もあります。

 

心理的な原因

 

不安が問題となる原因としては、心理的にも説明されてきています。人は不安を感じても、「考えないように」無視したり、他の活動をして不安を弱めようとすることが多いものです。

 

しかし、不安があまりにも強いと、「考えないように」してもうまくいかなくなります。何とか他の方法で対処しようとして、さらに不安が高まることもあるようです。例えば、慣れない人と接するのが不安で、その場面を避ける。避けていると対処法が身に付かないし、自信もなくなるので、慣れない人と接するのがさらに不安になります。

 

以上のように脳科学的にも心理的にも、不安はどうにかしようとするほど強まるものとも言えるでしょう。

子どもの不安の治療

 

不安で困っている子どもの治療法としては、環境調整や心理療法、薬物療法が挙げられます。

 

子どもの不安に対する薬物療法の効果と副作用

 

薬物療法では、抗不安薬、あるいは抗うつ薬が用いられます。

 

抗不安薬

 

抗不安薬には、病的な不安の原因と考えられている扁桃体の興奮を鎮める作用があります。薬の種類にもよりますが、飲み始めて1~3時間程度で不安症状が落ち着くという効果が得られます。抗不安薬の副作用は眠気や脱力がありますが、重大なものがあまり目立たないため、安易に処方される傾向があります。しかし、長期的に服用した際の、依存性が指摘されてきています。

 

多くの場合、抗不安薬は「不安時に服用する」という処方をされます。治療において、「自分で症状をコントロールできる」という感覚はとても重要なことですが、不安時のてっとり早い解決策を薬に求めるような意味で使用すれば、その人の精神的な成長を妨げることになるでしょう。以上のような理由で、子どもの不安への長期的な処方では、抗うつ薬が用いられることが多くなっています。

 

抗うつ薬

 

抗うつ薬の種類の1つである、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、効果が出るまでに2~4週間かかります。副作用はほとんどないと言われていましたが、吐き気や眠気、また時々易刺激性などの副作用があることが知られてきています。まれですが、重大なものとして、自殺行動の増加が挙げられます。

 

いずれの薬物療法も、急に薬を飲まなくなるとめまい、震え、不快、不安、吐き気、頭痛といった身体症状が出ることが知られています。飲み始め、減薬、中断には、医師の指示に従って行う必要があります。子どもの薬物療法については、成人ほど効果も副作用も明らかになっていません。身体的な成長への影響も懸念されるところです。

 

心理療法の効果と副作用

 

心理療法には、認知行動療法や、プレイセラピー、ソーシャルスキルストレーニング(SST)など多くの手法が知られています。いずれも子どもが表現することを通して、問題の仕組みを読み解き、それまでとは異なる新しい体験をもたらし、自分自身の力で乗り越えるように支援する方法です。

 

具体的な心理療法の例

 

例えば、認知行動療法では、リラックスする方法を練習した上で、小さな不安から少しずつ慣らしていくことで、子どもが不安に対処する力を高めます。一方、子どもが不安を自覚していなかったり、言葉にできないような場合もあります。

 

プレイセラピーでは、言葉にされない不安が遊びあるいは「遊べなさ」を通して表現されます。不安について新しい体験をしたり、のびのびと遊べるようになることで、精神的な成長が促進されます。

 

親に対するサポート

 

その子どもの発達年齢や個人差、人との関係を築く力によっても、支援の仕方は異なります。また、心理療法を行う専門機関では、子どもへの面接だけではなく、親へのガイダンスもセットで行っているところが多いです。

 

一つは、親自身が子どもへの関わり方に悩みや不安を抱いているということもあります。それより何よりも、子どもの不安は日常生活で起こるものであり、その際に子どもが心理療法で新しく学んだ方法をとれるように、大人の支えが必要だからです。親ガイダンスを受けることは、親が子どもへの関わり方を工夫していく助けになるでしょう。

まとめ

 

子どもの不安への治療法として、薬物療法はファーストチョイスではありません。子どもは、環境的な影響を受けやすいので、環境調整や心理療法が有効と考えられています。

 

しかし、子どもが不安に圧倒されてしまっている時などは、一時的に薬物療法を組み合わせることで、心理療法の効果が得やすい場合もあります。どの治療法を選択するにもしても子どもが自分の不安を表現できるようになり、自分で対処する力を身に着けることができるようになる、ということが目指されると良いでしょう。

 

【記事監修】臨床心理士:高橋 真里

 

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