獣医師が解説:ネコの下痢の原因と対策を知ろう | マヌカハニーのTCNが送る健康情報サイト
株式会社TCNのホームページへようこそ
株式会社TCN・ストロングマヌカハニー

株式会社TCNの健康コラム
皆様の健康・美容をサポートいたします。

  • フェイスブックアイコン
  • Twitterアイコン
  • LINEアイコン
  • はてぶアイコン

獣医師が解説:ネコの下痢の原因と対策を知ろう

カテゴリー:

ネコ

 

飼いネコのウンチがビチャビチャしてることが多い、ウンチが柔らかい日が続いてる気がする、2回に1回は下痢してる…… ということはありませんか? この記事では、ネコの下痢は何が原因で起こるのか、どう対処すればいいか、どういうときには病院に行くべきなのか、そして最後に獣医に相談するときには何をチェックしておけばよいかについてご紹介します。

 

そもそも下痢って?

 

下痢は、栄養や水分を小腸や大腸がうまく吸収できず、ウンチとして外に出してしまうことが原因で起こります。特に大腸がうまく働かず、水分をうまく吸収できないと、水のようなベチャベチャなウンチが出ます。また、粘液や赤い血がついていることもあります。

 

一方、小腸がうまく働かないと、栄養分をうまく吸収できず、軟らかく、量の多いウンチになります。原因によっては、特徴的なニオイがある場合もあります。以上のような、水のようなベチャベチャのウンチと軟らかく量の多いウンチを総称して、下痢と呼びます。

 

特に、前者を「大腸性下痢」、後者を「小腸性下痢」と獣医は表現します。

 

どういうときに病院いけばいいのか

 

特に忙しかったりすると、病院にすぐに行かなくてはいけないのかそうでないのか、という判断は重要ですよね。もちろん、毎回すぐに病院に行ければ理想的ですが、下痢するたびに病院に行くのはいくらなんでも無理があります。そこで、以下に病院にいくべき状況についてまとめました。

 

緊急性の高いもの

 

  • 熱がある
  • 何度も吐いている
  • 元気や食欲がない
  • 痩せてきた 

 

以上のどれか一つでも同時に起きている場合……

 

これは、「異物を食べてしまった」「あるいは内臓の病気や感染症」である可能性が高いです。いずれにしても獣医でないと対応できません。命に関わる可能性があります。すぐに病院に行きましょう。

 

◎子猫や老猫の場合

 

老猫は「腫瘍」など、子猫は「感染症」などの病気が起こりやすいので、下痢は何かの病気の結果である可能性が高いです。また、体も弱いので、成猫なら耐えられる病気でも、子猫・老猫だと耐えきれないことがあります。なるべく早く病院に行った方がいいです。

 

それほど緊急ではないが、早めに病院に行った方がよいもの

 

◎寄生虫がウンチの中に見える

 

寄生虫がウンチの中に見える場合、すぐに命取りになることは少ないですが、放っておくと衰弱してしまう恐れがあります。また、同居ネコがいる場合、そのネコに感染してしまうかもしれません。いずれにせよ、早く病院に行った方がよいでしょう。

 

ネコ

 

ネコの下痢の原因とその対策

 

では、次にネコが下痢を起こしてしまう原因を見てみましょう。

 

■食事が原因

 

がっついて食べてしまう、急に食事を変えた、変なものを食べた、あるいは食物アレルギーが下痢の原因となることがあります。そのため、ごはんを食べるスピード、ごみ箱をあさったりしてないか、最近新しいごはんやおやつをあげるようになったか、などをよく思い返してみてください。

 

がっついて食べてしまうと、一度に摂取した栄養分があまりに多すぎて、腸が吸収しきれず、ウンチとして外にだしてしまいます。その場合は、餌をちょっとずつあげてみるか、1回分のごはんだけあげてみる、などしてみましょう。また、急に食事を変えると、その変化に体が対応できないことがあります。

 

1週間ぐらい時間をかけて、最初は「元のごはん3/4と新しいごはん1/4」→「半々」→「1/4と3/4」などという風に、のんびりと変えていくようにするといいです。

 

■食物アレルギーの場合

 

我々人間もそうですが、〇〇を食べる(または飲む)と下痢する、なんていうことはネコでもよくあります。

 

この場合、食物アレルギーが一番疑わしいです。食物アレルギーが起こると、腸の中で、食物の一部のタンパク質を免疫が敵だと認識してしまい、吸収せずに外に押し流してしまいます。そのタンパク質だけ外に出てくれればいいのですが、残念ながら他の栄養分も一緒にウンチとして外に出てきてしまいます。

 

そのため、吸収された栄養が少なく、ごはんを少ししか食べていないのと同じ状態となってしまいます。また、食物アレルギーによる下痢は、小腸性下痢(量が多く、軟らかいウンチ)であることが多いです。

 

また、必ずではありませんが、ネコの食物アレルギーの場合、体が痒くなることもあります。下痢や痒みが始まった時期と新しいおやつをあげ始めた時期が大体同じでしたら、一度、それを止めてみるべきでしょう。

 

ごはんが疑わしい場合、元のごはんに戻したり、主成分が別のごはんに変えてみたりすると、良くなることが多いです(チキン味の食事から魚味にしてみる、など)。それでもダメなら、早いうちに獣医に相談しましょう。

 

■ストレスが原因

 

最近、「新しいヒト、ネコ、イヌなどが同居するようになったりしませんでしたか?」また「家の中だけでなく、外でもネコのストレスになりそうな出来事が起きていませんか?」「ご自宅が暑かったり、寒かったり、急激に変化したりしていませんか(特に留守中)?」

 

ネコにストレスがかかると、腸が食物を送り出すスピードが速くなりすぎてしまい、栄養分を吸収しきれないまま、ウンチとして外に出してしまいます。そのため、ネコによりますが、軟らかいウンチが出てくることが多いです。

 

また、必ずではありませんが、ネコはストレスでおしっこに血が混じることがあります。基本的にストレスが原因で下痢してるなら、ストレス源がなくなれば一日程度で収まります。可能な限りストレス源を除いてあげ、難しければ、隠れ場所を作ってあげたりするなど、なるべくストレス源に関わらずに済む方法を考えてみましょう。

 

■異物が原因

 

ヒモやビニール袋など、変なものを食べたことで下痢することがあります。特にそのようなもので遊ぶことが多いネコは要注意です。よくあることですが、たかだか1本のヒモでも、飲み込んでしまうと、お腹を開ける大手術になります。そうしなければ、最悪死んでしまうからです。

 

このような事例は、冗談ではなくよくあります。また、異物が原因の場合、吐くことも多いです。そのため、置いてあったヒモなどのおもちゃがなくなっていて、そしてネコが何度も吐いているまたは下痢している場合、すぐに獣医に相談するようにしてください。

 

■抗生剤が原因

 

皮膚病や蓄膿の治療のために、獣医は抗生剤を処方することがあります。その副作用として、下痢があげられます。基本的に、腸は、腸の中にいてもらっている細菌の力を借りて栄養を吸収しています。

 

しかし、抗生剤が一部の細菌を殺してしまうために、栄養をうまく吸収できず、下痢してしまうことがあります。しかし、抗生剤は治療に必要なものですから、下痢を理由に簡単に中止していいものではないはずです。短期間の下痢でしたら、大して問題になりませんので、放っておくのも手でしょう。

 

しかし、その抗生剤を長期間飲み続けないといけない事情があるなど、心配なことがあれば、一度獣医に相談してみましょう。別の種類の抗生剤を代わりに処方してもらえるかもしれません。

 

■感染症や内臓の病気

 

この二つは、獣医でないと対応できません。原因となる病気の程度は、しばらくは命に関わらないものから、早く対応しないと死んでしまうものなど、様々です。また原因は、寄生虫、細菌、炎症、腫瘍など、これまた様々です。

 

このような複雑なものを相手にするには多くの情報が必要です。そのため、以下に挙げた点をよくチェックして獣医に相談してください。

 

ネコ

 

獣医に相談するときのチェック事項

 

獣医に相談する場合は次の項目をよくチェックしておきましょう。可能なら、獣医に行く日の朝にしたウンチをビニール袋などに入れ、一緒に持っていきましょう。

 

○ウンチ

 

  • 形(細長い?平べったい?)
  • 色(褐色?黄色?黒?灰色?)
  • 粘液や赤い血はついてないか
  • 硬さ(軟らかい?ベチャベチャ?)、量(多い?少ない?)
  • 排便頻度(何回もトイレに行っている?何個もウンチがある?)
  • ウンチの中にヒモみたいな虫はいないか?
  • いつもと違うニオイがしてないか?

 

○ウンチ以外

 

  • 吐いてないか? 何を吐いているか(毛玉?食物? 胃液だけ? 血混じり?)
  • 食欲はあるか? どれぐらい食べているか(普段の50%ぐらい、など)?余計に欲しがるようになったりしてないか?
  • 元気はあるか? ぐったりしてないか?元気すぎたり、攻撃的になったりしてないか?
  • 水を飲む量が多くなってないか?
  • おしっこの回数や量が増えたりしてないか?
  • 体は火照ってないか?
  • お腹を痛そうにしてないか?

 

※攻撃的なネコの場合は触らないようにしてください。飼い主と言えど、けがをしてしまうリスクが高いです。

 

まとめ

 

ネコの下痢は、時に命取りになる異常のバロメーターになり、時にちょっと対処すれば治るものでもあります。重要なのは、“普段と何か違う”ことに気付くことです。ネコのちょっとした行動の変化は、重要なヒントとなることが多いです。

 

そのために、普段の生活でウンチを片付けるときなど、細かな変化がないか、上記のチェックポイントを少し意識して見てみるようにしてみると良いでしょう。そして、獣医はそういう飼い主さんを非常にありがたく思うものです。なるべくネコが病気やストレスに苦しまず、幸せが長く続くことを切に願っています。

 

【記事監修】獣医師:長川 雅佳

 

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

※当サイト内の全てのコンテンツ・情報につきましては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性・安全性・最新性等を保証するものではありません。また、当サイト内の情報により被る、いかなる損失に対しても責任を負いかねます。尚、お問い合わせにつきましても応じかねますのでご了承くださいませ。


この記事に関連するキーワード


TCNコラム 最新記事

人気カテゴリー TOP 20



TCNコラム カテゴリー TOP20

TCN 公式ホームページ  
本物に出逢える喜び! 元祖マヌカハニーのTCN!
全てがオリジナル、蜂産品・サプリメント商品を扱う、
株式会社TCNのコーポレートサイトです。
ページトップへ戻る