キトサン入り青汁が良い理由
最近、キトサン入りの青汁がはやっています。今回はキトサンが青汁に良い理由をお話します。
キトサン入り青汁が良い理由
最近、いくつかの青汁にキトサンが配合されるようになりました。その理由としては、キトサンは、青汁と同じようにコレステロールを体外に排出する効果があるからです。青汁にキトサンが加わることで、さらに高いコレステロール減少効果が期待できます。
キトサンのコレステロールへの影響
肝臓のコレステロールは、肝臓で胆汁酸と結合して体内に吸収されます。胆汁酸は、血中コレステロールから生じるもので、胆嚢に蓄えられています。脂質と結合し、最終的には十二指腸に分泌されます。しかし、コレステロール値が上がると小腸に胆汁酸が増えてしまいます。
これに良いのがキトサンです。キトサンは、増えすぎた小腸の胆汁酸に吸着して、便と一緒に排泄してくれます。胆汁酸が腸管で増えると、再び腸に吸収されて、肝臓に戻ってしまうという悪循環をもたらします。しかし、キトサンは、この腸肝循環を抑制し、体外へ排出する働きがあります。胆汁酸を生成するのには、血中のコレステロールが使われます。キトサンが胆汁酸を吸着し体外へ排出することで、コレステロールも体内に吸収されず、排出することができます。キトサンは、悪玉コレステロール値を下げるのに有効に働きます。
キトサンが青汁に配合されるそれ以外の理由
キトサンが青汁に配合されているのには、それ以外にも理由があります。
有害物質の排出効果
キトサンはコレステロールだけではなく、それ以外の有害物質を体外へ排出する効果があります。例えば、体に入った添加物や空気中の汚染物質などを軽減します。特に塩分やプリン体などの物質を排除するのに有効で、健康被害が懸念されるさまざまな物質をオフセットする効果があります。キトサンに添加物を還元する働きもあります。
自然治癒力を高める
キトサンは体内のバイオリズムの乱れを調整し、正しリズムに整える効果があります。免疫力を高め、自然治癒力の高い身体を作ります。キトサンが含まれた製品は、特定保健用食品(トクホ)として扱われているものもあります。
肥満予防
キトサンには、肥満防止効果も期待できます。
ある研究で糖尿病を患っていない12人の肥満の人に3ヶ月間キトサンを飲んでもらったところ、キトサンを摂取した群は、インスリン感受性が高まり、体重やウエストBMIなどがプラセボ群よりも下がりました。キトサンは、肥満予防にも有効性が高いことがわかっています。
その他一般的な疾患にも改善効果もある
それ以外の病気にも効果があると考えられています。
肝炎、腎臓病、高血圧、アレルギー性疾患、神経痛、成人病、肩こり等いろいろな病気に良いと言われています。
副作用について
キトサンの重要な副作用は、今のところ報告されていません。しかし、カニやエビなどの甲殻アレルギーのある人は注意が必要です。甲殻アレルギーの方は、皮膚に痒みが出たり、湿疹が起こる可能性があります。また、キトサンは食物繊維なので、過剰に摂りすぎると下痢や腹痛の原因となります。
キトサンの青汁のパワーで体調万全
このようにキトサンの良いところは、副作用の心配が少なく、効果が高いということです。コレステロールを調整するので、多くの病気の予防にも有効です。肥満、心臓病、成人病など対策にもおすすめです。
青汁の味が苦手という方も多いですが、キトサン入りの青汁は誰でも飲みやすいようにまろやかなお味に調整されています。青汁の味が苦手な方は、キトサン単独のサプリメントもありますので、そちらもご活用いただけます。
(文:宮本燈)
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