冷凍フルーツの栄養&スムージーレシピ
スーパーの冷凍コーナーでもよく見かけるようになってきた冷凍フルーツ。皆さんは普段、どのように使用していますか。今回は、冷凍フルーツの栄養や保存期間など様々な疑問にお答えし、冷凍フルーツの活用法の一つとして、美味しいスムージーレシピを紹介したいと思います。
冷凍フルーツのメリット
冷凍フルーツの一番のメリットは、なんといっても日持ちするところです。風味が落ちやすいという理由で、3か月程度のものもありますが、ほとんどが約1年程度保存できます。
また、冷凍することによって甘みや酸味も抑えられて食べやすくなることや、旬のフルーツの栄養や味わいをぎゅっと閉じ込めることができるのもメリットです。
家でも簡単に作ることができますが、買ってきたものは皮を剥くなどの下処理が必要ないのも便利ですね。
冷凍フルーツの形状
カット状、ピューレ状のものは初めから細かくカットされているのでスムージーやジャムに適しています。
逆に果物の形を崩さず丸ごと入っているものは、スイーツのトッピングに適しています。ミックスベリーなど、一つの袋にブルーベリーやラズベリーなど様々な種類が入っているものは、一度にいろいろな種類を食べられるので見た目や味、栄養面でも良いですね。
ただし、ケーキにトッピングするのは避けてください。生クリームが水っぽくなりますし、フルーツの色が移って見栄えが良くありません。プリンやムース、ヨーグルトなどにトッピングするのがおすすめです。
■冷凍フルーツに適している果物、適さない果物
冷凍フルーツは一度、自宅でも簡単に作ることができますが、どんな果物でも美味しくできるとは限りません。
冷凍フルーツに適した果物は、「マンゴー」「ライチ」「ぶどう」など味が濃くて水分が少ないものです。またこれらは、繊維が多く、冷凍しても硬くなり過ぎることがありません。
逆に適さない果物は、「びわ」や「リンゴ」「梨」など元々味が薄く、水分が多いものです。凍らせることで水分が抜け、同時に甘みも抜けてしまって味が無くなったり、カチカチに凍って硬くなったりします。
■冷凍フルーツの種類と栄養、効果
普段スーパーなどでよく目にする冷凍フルーツは3〜4種類程度だと思いますが、実際には何十種類と存在します。
「いちご」「ライチ」「マンゴー」「オレンジ」「アセロラ」などはビタミンCが多く、メラニンの沈着を防ぐため、しみ、そばかすの防止や美肌に効果的です。
また「マンゴー」は、βカロテンも多く含むのでアンチエイジング効果もあります。近年注目されるようになってきた「アサイー」は、ピューレ状のものをよく見かけます。
アミノ酸やアントシアニンが多くダイエットに効果的で、抗酸化作用もとても高い果物です。体内の老化を防ぎ、代謝を高めるほか、疲れにくい体作りや美肌の為にも最適です。
他に抗酸化作用が高い果物として、「ブルーベリー」や「ラズベリー」などのベリー系が挙げられます。これらはアントシアニンも豊富で眼精疲労に良いとされています。
近年の研究結果では、生のフルーツより冷凍フルーツの方が抗酸化作用が高くなることも報告されています。
■冷凍フルーツの解凍方法
冷凍フルーツの解凍は、冷蔵庫か室温で行います。
決してレンジなどで温めたりしないでください。加熱することで、酵素や熱に弱いビタミンなどの栄養素が壊れますし、形も崩れ、食感も悪くなってしまいます。
28℃くらいの室温で20〜30分解凍すると程よい冷たさとシャリっとした食感が残り美味しいです。完全に解凍したい場合は、約1時間程度で解凍できます。
冷凍フルーツを使ったスムージーレシピ
冷凍フルーツを使ったスムージーレシピをご紹介します。
■美肌をゲット! 爽やかスムージー
【材料】
Ⓐスムージー用
- マンゴー……150g
- パイナップル……150g
- 豆乳……300g
- 水……200g
Ⓑトッピング用
- パイナップル……20g
- マンゴー……20g
- ミントの葉……適量
【作り方】
- ① ミキサーなどでⒶをブレンドする。
- ② Ⓑを1cm角くらいの角切りにして、①に乗せる。
- ③ 最後にミントの葉を飾って完成。
■抗酸化作用たっぷり! 若返りスムージー
【材料】
Ⓐスムージー用
- ブルーベリー……150g
- ラズベリー……150g
- 豆乳……500g
Ⓑトッピング用
- いちご……4個
【作り方】
- ① Ⓐをミキサーなどでブレンドする。
- ② Ⓑを縦に薄切りにする。
- ③ ①の上に②を飾って完成。
まとめ
冷凍フルーツには様々な使い方があります。トッピングやスムージーにするのも良いですが、カット状のものをそのまま食べるだけでもアイスや夏のおやつ代わりになるのでおすすめです。
手軽に食べることができて尚且つ栄養もしっかり摂れるので、家に何種類かストックしておくと便利ですね。
【記事監修】栄養士・ローフードマイスター
吉田 佳央里
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