腸内細菌を育てて、酵素で健康改善(食事orサプリメント)
私たちの体内では、酵素と呼ばれる消化・代謝を助ける物質が存在します。この酵素の機能を高めるには、消化管の健康がキーポイントとも言われています。「腸」の健康は全身の健康の要であると、聞いたことはないでしょうか?心臓や脳の様になかなか注目されず、地味な存在である腸ですが、食事またはサプリメントなどで腸内細菌を育てることで、体に生じている炎症、体重、肌、そして脳の健康に至るまで、大きな健康効果をもたらすことが研究によって明らかにされています。さらに、身体的な健康だけでなく、心の健康にも影響をもたらすとされています。
腸内細菌を育てよう
以前の記事では、腸が生成する幸せホルモン:セロトニン、そして腸神経系と中枢神経系が行うコミュニケーションについてご紹介しました。[腸内細菌を育てて、酵素で健康改善(ストレスによる腹痛の理由)]
今回は、その腸内を育てるためのポイント、食生活を変えることで変わる腸内環境についてお話しします。
腸内細菌を育てるポイント
Digestive diseases division at UCLA’s David Geffen School of Medicineの教授である、カーステン・ティリシュ医師によると「どの様な状態が”通常”の腸内細菌の状態であるかを説明するのは大変難しいと言えます。」もし、通常の西洋食を日々食べていたとしても、腸内細菌が健康を助けるように機能している可能性もあります。
それでは、腸内細菌を育て健康になるだけでなく、気分もハッピーにするにはどうしたら良いのでしょうか?
「プロバイオティクスを含むサプリメントは、腸内細菌の改善を助けるとして評価がされていますが、サプリメントを利用しなくても腸内環境の改善は期待できます。」と、ティリシュ医師は話します。たとえば、腸内細菌に優しい食品の摂取を心がけるなど、日々の食事に変化を与える事も腸の健康に影響を与え、精神面でも良い影響をもたらします。
日々の食事が鍵
「様々な要素が関係して、腸内細菌の状態に影響します。しかし、その中でも腸内細菌に影響を与える最も大きな要因となるのが食生活です。」と、ソネンバーグ博士は説明します。「長期的に見た食事の習慣が、どのような腸内細菌が体内に存在し、老廃物を排出させるかに影響を与えます。」
プロバイオティクスを含むサプリメントなどを摂取することは短期間で変化をもたらすこともありますが、長い目でみると、腸内細菌に優しい食事を心がけることが理想的であると言えます。
NY Health & WellnessのBalance 3H+ ダイエットプランのディレクターであるジャッキー・ジャスティス氏によると「消化機能を改善し、腸内細菌を機能化させるには、食べるべき食品と同様に、避けるべき食品も存在します。」
まとめ
腸内細菌を育てるにはどうしたら良いのでしょうか?プロバイオティクスサプリメントなども、大変人気がありますが、長期的な効果を考慮するとサプリメントだけでなく、日々の食事に変化をもたらすことが効果的ということです。
また、ポリフェノールは腸内細菌に優しい成分とされています。例えば、腸に優しい菌を含むヨーグルトに、ポリフェノールが豊富なベリー類を混ぜるなど、様々な効果を持つ異なる食品を組み合わせるのも、楽しみながら健康を得るポイントになるかもしれません。[ブルーベリーの食物繊維とポリフェノールで腸内改善]
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
※当サイト内の全てのコンテンツ・情報につきましては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性・安全性・最新性等を保証するものではありません。また、当サイト内の情報により被る、いかなる損失に対しても責任を負いかねます。尚、お問い合わせにつきましても応じかねますのでご了承くださいませ。