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鉄の過剰摂取による健康被害② ヘム鉄が及ぼす大腸がんへの影響と鉄の種類

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鉄

先回お話しましたようには重要なミネラルの一つで健康維持には欠かせない栄養素です。しかし鉄の過剰摂取にはいくつかの健康被害があります。鉄の摂りすぎには、大腸がんリスクを高める働きがあることが示されました。

鉄の大腸がんへの影響

これまでいくつかの研究でがんと鉄の過剰摂取の関係性は明らかにされてきました(Torti and Torti, 2013; Fonseca-Nunes et al., 2013)。そして定期的な献血や失血ががんのリスクを軽減するということもわかっています(Zacharski et al, 2008)。

ある研究で鉄に大腸がんのリスクを高める可能性があることが示されました(Cross et al., 2003)。この研究では、男性ボランティア21名を対象として大腸がんの発がん物質であるN-ニトロソ化合物(NOC)が検査されました。被験者を4つのグループにわけて赤身肉と鉄サプリメント(ヘム鉄・第一鉄)を摂取してもらいました。グループは、①赤身肉420g、②赤身肉60g、③ヘム鉄8mg、④第1鉄35mgとなります。その結果、①高赤身肉群は②低赤身肉群に比べて優位にN-ニトロソ化合物(NOC)の量が増加しました(P = 0.001)。③ヘム鉄群も②低赤身肉群に比べて優位にN-ニトロソ化合物(NOC)が増加しました(P = 0.006)。しかし、④第一鉄群には優位な効果がありませんでした。今回の結果から、鉄には大腸がんの発がん物質を増加させ、大腸がん発症リスクを高める効果があることがわかりました。この研究から、少量のヘム鉄のサプリメントは少量の赤身肉より大腸がんにはリスクが高いといえ、同じ鉄でもヘム鉄はリスク要因となるが第一鉄はリスク要因とならないということが明らかとなりました。第一鉄は鉄破片といわれるも鉄でサプリメントとして飲んでも大腸がんには影響がありませんでした。

鉄の種類

鉄には3つの種類があります。第一鉄、第二鉄、第三鉄です。第一鉄は鉄の破片です。第二鉄は、動物性食品に含まれる鉄です。ヘム鉄と呼ばれヘモグロビン、ミオグロビン由来のものです。第三鉄は植物性の食品に含まれる鉄で非ヘム鉄と呼ばれます。野菜や卵、乳製品に含まれています。通常サプリメントなどに含まれているのはヘム鉄が主流です。ヘム鉄は一般的に、植物性の非ヘム鉄より胃の負担が少なく、吸収に優れていることからサプリメントなどでは好んで配合されています。ヘム鉄がたくさん含まれているヘモグロビンやミオグロビンには、酸素と結合して筋肉に酸素を運ぶ働きがあります。赤身肉はミオグロビンが含まれていているのでヘム鉄を豊富に摂取できる食品です。ヘム鉄にはポルフィリン複合体という胃腸を保護する成分も含まれているので、胃腸に優しいのも良い点です。食物繊維やタンニンなどから吸収を妨げられることもなく、サプリメントの成分としては優秀な鉄分です。ヘム鉄に含まれるヘムオキシゲナーゼには鉄の過剰摂取を抑制する働きがあるので鉄の過剰摂取にも効果があります。

鉄

まとめ

このように大腸がんという観点では、ヘム鉄には負の効果があることがわかりましたが、吸収が良く、鉄の過剰摂取を防ぐという点ではヘム鉄は優れた鉄分の種類です。また前の記事でもご説明しましたように適量であれば健康被害は少ないとも言われていますので、推奨量を守り活用していきましょう。

(文:宮本燈)

引用文献

Torti, S. V., & Torti, F. M. (2013). Iron and cancer: more ore to be mined. Nature Reviews Cancer, 13(5), 342-355.

Fonseca-Nunes, A., Jakszyn, P., & Agudo, A. (2013). Iron and cancer risk—a systematic review and meta-analysis of the epidemiological evidence. Cancer Epidemiology and Prevention Biomarkers.

Zacharski, L. R., Chow, B. K., Howes, P. S., Shamayeva, G., Baron, J. A., Dalman, R. L., … & Lavori, P. W. (2008). Decreased cancer risk after iron reduction in patients with peripheral arterial disease: results from a randomized trial. Journal of the National Cancer Institute, 100(14), 996-1002.

Cross, A. J., Pollock, J. R., & Bingham, S. A. (2003). Haem, not protein or inorganic iron, is responsible for endogenous intestinal N-nitrosation arising from red meat. Cancer Research, 63(10), 2358-2360.


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