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就寝中も注意「夜間熱中症」の原因と対策

カテゴリー:

熱中症対処

 

炎天下だけに限らず、夜間自宅で熱中症に罹るケースが多発しており、就寝中も注意が必要です。なぜ、陽が沈んで気温が下がるはずの夜間に熱中症になるのか、その原因と対策についてみていきます。

 

夜間熱中症とは?

 

一昔前までは、熱中症といえば野外で起きる割合が多く、日差しが強く暑い昼間に起こっていました。しかし近年では、地球温暖化やヒートアイランド現象が環境問題になり、真夏日や夜でも気温が下がらない熱帯夜が増えています。このため夜間熱中症が増加しています。

 

夜間就寝中にも起きる熱中症

 

就寝中でも、昼間に起こる熱中症と同じように「熱失神」「熱疲労」「熱痙攣」は起こります。吐き気や頭痛などの不快感で覚醒すればすぐに応急処置や受診ができますが、そのまま気がつかなかったり、再び寝てしまうと重症化する恐れがありますので気をつけなければなりません。

 

■熱中症の重症度

 

Ⅰ度
  • 熱失神……めまい、顔色が悪い、立ちくらみ、一時的な失神(すぐに意識が戻る)
  • 熱痙攣……身体の痛み、手足の痙攣、痺れがある

 

Ⅱ度
  • 熱疲労……頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、ボーッとする

 

Ⅲ度
  • 熱射病……40度以上に体温が上昇する、発汗がとまる、歩けない、ひきつけ、呼びかけに反応しない、意識障害が起こる

 

「Ⅰ度」は自分で水分を補給したり、涼しい場所に移動しアイスノンで身体を冷やすなど応急処置で対応できます。

 

「Ⅱ度」は応急処置後に良くならなければ、病院で点滴をうける必要があります。

 

「Ⅲ度」は重症でただちに救急車で病院に搬送し、治療しなければなりません。

 

熱中症は原因や対策がわかっている症状なので、知識があれば予防が出来たり、適切に対処できます。

 

■夜間室内での熱中症の割合は? 昼間や野外よりも多い?

 

熱中症の起きる割合は、昼間野外6割:夜間室内4割といわれています。

 

コンクリートの集合住宅やマンションの最上階は室内に熱がこもりやすい傾向があります。

昼間の熱がだんだんと壁に伝わり、夜間の室温が上昇しやすくなります。

 

一軒家でも壁に断熱効果が無いと室温が上昇しやすくなります。

 

エアコン

 

■夜間熱中症の起きる原因は?

 

夜間に熱中症が起きる原因としていくつかあります。

 

  • エアコンを使用していない。
  • 窓を閉め切っている。
  • 扇風機を使用していない。
  • 就寝前の水分を控えている。
  • 通気性の悪い寝具や厚手の布団で寝ている。

 

これは高齢者に多いのですが、夜間トイレに行くのが嫌で就寝前に水分を取らなかったり、エアコンの冷たさや扇風機の風が苦手で使用していない人がいます。

 

高齢になると室温や体温の上昇、喉の渇きにも気がつきにくく熱中症になりやすいです。実際に夜間熱中症の7割が65歳以上の高齢者です。

 

夜間就寝中であれば、なおさら気がつかず急激に熱中症がすすみやすくなってしまいます。

 

■夜間熱中症の予防対策

 

夜間熱中症の対策としていくつか紹介します。

 

就寝前の水分補給

 

就寝前には必ず水分を補給しましょう。麦茶、水できればスポーツドリンクが熱中症にはおススメ。紅茶、コーヒーはカフェインが入っているので避けましょう。同じくアルコールも利尿作用があるので適しません。

 

エアコンと扇風機を併用して使用

 

エアコンや扇風機が苦手という人は、直接冷たい風が身体に当たっている可能性があります。当たらないようにするには、まずエアコンの室温を28度にして風を上向きに設定します。冷たい風は下の方に行くので、扇風機も上に向けて使用することで部屋の空気が循環するようになります。

 

水分の準備

 

枕元に水分を準備しておき、トイレに行った後や喉が乾いて目が覚めた時に、すぐ水分補給するようにしましょう。一回に摂取する水分量はコップ一杯くらいが適当で良いでしょう。

 

寝具の対策

 

寝具やパジャマは通気性がよく吸汗性、速乾性がある「綿」「麻」「ガーゼ」の素材が適しています。また、身体を締め付けないゆったりしているパジャマを着用すると良いでしょう。厚い布団ではなくタオルケットの軽い掛物を使用しましょう。

 

昼間の熱を防止

 

昼間の熱が夜間部屋に放射され室温が上昇しやすくなります。窓にすだれ、ゴーヤや朝顔などの緑のカーテンをすると日射防止になります。

また、壁側から暑くなるのでベットや布団は壁から少し離して寝ましょう。

 

エアコンが無い場合の対策

 

エアコンが家にない場合は、防犯の心配がない窓を開けておきます。部屋のドアも締め切らないで、扇風機を上向きにして空気を循環させましょう。うちわやアイスノンを使い工夫すると良いでしょう。

 

入浴方法

 

入浴はぬるめのお湯にして、短時間にする。入浴前後は必ず水分補給する。

 

温湿度計、熱中症指数計

 

気温や湿度を確認したり、熱中症の危険度を知るために、温湿度計や熱中症指数計を部屋に置きましょう。

 

熱中症指数計イラスト

 

まとめ

 

高齢者は身体の水分量が少なく、体温調節機能も衰えてきているので、熱が発散しにくく身体にこもりやすい傾向にあります。喉が乾く前に水分摂取したり、窓を開けて換気をし、クーラーや扇風機を上手に使用して部屋の温度が上がらないように注意する必要があります。

 

ご家族や周りの人たちが正しい知識を身に付け、サポートすることが重要です。

 

【執筆】看護師:但野 史子

 

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