糖尿病の原因と食べ物
生活習慣病の1つの糖尿病。日本人にとっては糖尿病は約4割の人がなり易いと言われており、そんな糖尿病の原因と日頃、摂り過ぎに注意の食べ物を纏めてみました。
糖尿病
糖尿病とは、漢字から見ると尿に糖が出る病気のイメージがありますが少し違っていまして、血液中のブドウ糖の濃度が高くなることが続く病気で、空腹時の正常な血糖値は60~110mg/dlです。ブドウ糖は人間にとって大事なエネルギー源でが、尿に糖が出るのは体内の血糖値が高すぎて尿に糖が混ざってしまうことが関係しています。
通常、食事で炭水化物を摂取すると血糖値は高くなり、運動などをするとブドウ糖がエネルギーとして使われ血糖値が下がりますが、この血糖値を調整する役割がインスリンで一定の範囲以内で血糖値が調整されているため食事や運動をしても血糖値が大幅に変動することがありませんが、糖尿病の方はこの調整ができず血糖値が高いままの状況です。
糖尿病は血糖値と HbA1cの値と症状から診断されます。
①空腹時に測定した血糖値が126mg/dL以上
②ブドウ糖を飲んだ2時間後に測定した血糖値が200mg/dL以上
③食事の時間に関係なく測定した血糖値(が200mg/dL以上
④HbA1c(NGSP)が6.5%以上(ヘモグロビンA1c)
これらの検査を行い①~③いずれかと④が引っかかれば糖尿病と診断されます。日本人の4割りが糖尿病になりやすい体質と言われています。けっして太っているから糖尿病になると言うのは間違っていおり、痩せていても糖尿病にかかるリスクは十分にあります。
糖尿病の種類
糖尿病は原因によって4つの糖尿病にわけられます。
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1型糖尿病
インスリンを作る膵臓の細胞が何らかの原因でこわされることで、インスリンが作られなくなり、糖尿病になります。体内でインスリンをつくりだすことができなかったり、ごくわずかしかつくれないので、体の外からのインスリン補給(インスリン注射)がひつようになります。突然発症する傾向です。子どもや若年者に多く発症しています。
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2型糖尿病
すい臓がつくるインスリンの量が少ない場合と、インスリンの働きが悪い場合、そしてそれらが混ざって発症するタイプです、日本の糖尿病の約95%がこのタイプです。日本人は遺伝的にインスリン分泌が弱い人が多く、遺伝的な体質に過食(特に高脂肪食)、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣や加齢といった要因が加わり、発症するケースが多く、また自覚症状がないため健康診断などで発見されます。
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特定の原因によるその他の型の糖尿病
膵β細胞機能やインスリン作用にかかわる遺伝子に異常があるもの、ほかの疾患(内分泌疾患、膵外分泌疾患、肝疾患)や、ステロイドの服用などにともなって発症するもの
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妊娠糖尿病
妊娠をきっかけに、血糖値が高くなるなどの糖尿病の症状があらわれるのが妊娠糖尿病です。妊娠中に胎盤が作るホルモンが、インスリンの働きを抑える作用もあるため、十分なインスリンが作られない場合に血糖が上昇します。
糖尿病予防(2型)と食事
糖尿病の大きな原因としては、ストレス・肥満・運動不足・暴飲暴食などと言われています。もともとインスリンを分泌する量が欧米人に比べて少ない日本人が、近年欧米化した食生活や食事を多くとりすぎれば、糖分の処理が追いつかなくなり、血糖値は上がりっぱなしになり、更にこの状態が休むことなく毎日続けば、必然的にすい臓のインスリンを分泌する能力は追い付かなくなりすい臓は悲鳴をあげてしまいます。
必要以上のカロリーの摂取をせずバランスの取れた栄養を日々摂取すればすい臓への負担も減ります。その為、これを食べたら糖尿病になるとかは無いのです。摂り過ぎが体に悪いのです。糖尿病になってしったら食べられるものに更に制限が掛ってしまい食べると言う楽しみが減ってしまいます。
ポイントとしては、
- 基本3食
- 砂糖の代わりにハチミツなど
- 揚げ物を食べ過ぎない
- 食物繊維を豊富に
まとめ
比較的、糖尿病になり易い身体の日本人は必要以上のカロリー摂取や糖類に偏った食生活を見直せし、適度な運動をすれば糖尿病に掛るリスクも減ります。
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