GI値(グリセミック指数)と糖質を知ってダイエット
ここ最近よく見かけるGI値(グリセミック指数)ですが、ダイエットをする時にGI値を知っておきたキーワードでもあります。GI値は血糖値と糖質と深く関わっています。そんなGI値について纏めてみました。
GI値
GI値とはグリセミック・インデックス(Glycemic Index)を略したもので食後血糖値の上昇度を示す指標で、糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までに血液中に入る糖質の量を計ったものでブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。この数値が高いほど血液中に糖が入り込む速度が速く、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖の処理に多量にインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなるということが起こります。逆に数値が低いと糖がおだやかに取り込まれ、血糖値の上昇もゆるやかになるため、インスリンも分泌しすぎることなく、糖はすみやかに組織に吸収されるのです。GI値は、糖質量や消化のスピードなどで決められています。近年ではダイエットする際に摂取する食品の目安としても使われているのでGI値は注目されています。
インスリン
そもそもインスリンはすい臓から出る体内ホルモンの一つで、血糖値を下げる働きをするほぼ唯一のホルモンです。すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞でつくられており、食事によって血糖値が上がると、すい臓のβ細胞がこの動きをすばやくキャッチして、すぐにインスリンを分泌する働きをします。血糖が全身の臓器にとどくと、インスリンの働きによって臓器は血糖をとり込んでエネルギーとして利用したり蓄えたり、さらにタンパク質の合成や細胞の増殖を促したりします。食後に増加した血糖はインスリンによって速やかに処理され一定量に保たれますが、一度に多くの糖を摂取した場合、インスリンが過剰に分泌されます。インスリンは脂肪の合成を高め、脂肪分解を抑制する力をもっています。そのため組織で脂肪が蓄積されやすくなります。ここでGI値を考えて摂取すればダイエットにつながります。
GI値が高い食品は、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖の処理に多量にインスリンが分泌=脂肪合成を高め、脂肪分解を抑制してしまいます。GI値が低い食品では、糖がおだやかに取り込まれ、血糖値の上昇もゆるやかになるため、インスリンも分泌しすぎることなく、糖はすみやかに組織に吸収されます。インスリンの分泌が少なかったりタイミングが遅いと血糖値を上手く下げることが出来ず食後数時間たっても、血糖値が下がらない状態が慢性的に続くのが糖尿病なのです。インスリンは、血液中のブドウ糖が細胞に入り込みエネルギー源と利用されるための橋渡しをする役目です。
糖質の種類とその特徴
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