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子どものゲーム依存の原因や治療法について

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世界保健機構は国際疾病分類の中毒性行動による障害に「ゲーム障害」を定義する方針を発表しています。世界で問題になっているゲーム依存原因や症状、治療法についてみていきましょう。

正式に病気に認定!? ゲーム障害とは

 

母親が「夕食よー!」と呼ぶ。「はーい」と返事だけでゲームをやめない子ども。「いい加減にしなさい!!」と怒る母。

 

こんなやり取りはどの家庭にも見られる光景でしょう。しかし、韓国や中国ではゲームの長時間プレイが原因で死亡や失明する事例が報告されています。これは行き過ぎた特殊な例かもしれませんが、日本においても子どもが親のクレジットカードを無断で使用して多額の課金が発生した、親にゲームを妨げられて暴力を振るった等のニュースを聞くようになりました。

 

そんな中で、2018年世界保健機関(WHO)が、「ゲーム障害」を病名として加える案を発表しました。学校や仕事、家族を含めた人間関係などの社会生活や日常生活に障害が出ても、ゲームをしたい衝動が抑えられない状態が通常12カ月間続くことを指します。

 

アルコール依存やギャンブル依存が有名な例として、依存症は一般的に勝手に良くなるものではありません。むしろ、放っておくと悪化すると考えられています。また、依存症は「本人の意思が弱いから」と考えられがちですが、本人の意思だけでなく専門的な治療が必要な病気です。では依存症という観点から、ゲームに対する依存について考えていきましょう。

 

どんな症状が出るの?

 

他の依存症と同じように、ゲームをしている時よりも、「していない時」に色々な症状が出てきます。ゲームをしていない時に以下のような様々な症状が出ます。

 

  • イライラする
  • 落ち着かない
  • 怒りっぽくなる
  • 気持ちが落ち込む

 

これらの症状によって、ゲームをしないといられないような気持ちになるので、たとえ「今はやるべきではない」「やめたい」と思っていてもやらずにはいられないのです。

 

ゲームをたくさんしても、生活に問題がなければいいのでしょうが、たいていの場合は、夜遅くまでゲームをやっていて朝起きられずに学校にいけない、ゲームを禁止されてイライラして暴力をふるってしまう、など日常生活に支障が出ます。自分の扱えるお金以上の金額を課金につぎこむ、食事を取らないでゲームにのめり込む人も少なくありません。

 

〇ゲーム依存の原因と悪循環

 

〇手軽で刺激的なコンテンツとオンラインゲームの登場

 

年々テレビゲームは、技術進歩にともない、画像も非常に良く、音楽、飽きさせない展開、とてもリアルで刺激的な内容になっています。人気のあるゲームソフトが発売されると、学校や仕事を休む人が増えるようなことがニュースになることもありました。それでも、ゲーム機とソフトを使ったテレビゲームでは、「クリア」が設定され、ある程度終わりがあるものでした。しかし、オンラインゲームの登場によって、状況は一変したと言って良いでしょう。

 

アップデートすれば新しいイベントが始まってゲームの終わりがはっきりしない、実際は一人でもオンライン上で他のプレイヤーと協力して遊ぶことができる、ランキングなど他のプレイヤーとの競争心をあおる仕組み、時間や課金を費やすほど自分のキャラクターが確実に強くなる「報酬性」が高いといった特徴があります。

 

こうした仕組みによって、自然とプレイ時間は長時間化する傾向があります。また最近では、スマートフォンなどで手軽に出来るゲームが増え、いつでもどこに居てもゲームにアクセスできる環境も依存を助長していると言えるでしょう。

 

ギャンブル依存や買い物依存など行為依存症を引き起こす原因として、行為をすると脳に快楽物質が分泌されるということが知られています。耐性がつくと快楽物質が出づらくなるため、長時間化あるいは強い刺激を求めるようになると言われています。ゲームも、同様の性質を持っていると考えられます。

 

〇現実世界のストレスからの逃避

 

ゲーム依存に走る子は、現実世界での生きづらさを抱えている子が多いと思われます。つまり、ゲームが原因で社会生活がうまくいかなくなるというよりは、元々社会生活に生きづらさを感じている子が、その逃げ場としてゲームにのめりこむという場合の方が多いのです。

 

そして、依存症には共通していることですが、「否認」という心の動きがつきものです。否認とは、簡単にいえば「現実をありのままに認めない」心のあり方です。自分がゲームに逃げ場を求めていることを認めず、「とにかく楽しいからやっている」と言い張ったり、自分がゲームなしではいられないということを認めません。ゲームに費やす時間のために、多くの大切なことが損なわれているという現実を認めなかったりします。

 

ここで問題なのは、本人だけではなく、家族も「ゲームさえなかったら」子どもに問題はないと考えたりします。ゲームを悪者扱いし、取り上げたりすることに躍起になり、ゲームの陰に隠れた、子どもの本当の悩みや問題を見過ごしてしまうことがあります。

 

ゲーム依存の治療法

 

〇親が「ゲームさえなかったら」という考え方をやめる

 

いくら親が辞めさせたいと思っていても、周囲が心配しても、本人が問題を感じていなければ、治療することはできません。ゲームは小型で手軽な物も多く出てきていますし、ネット環境もどこでもWi-Fiがつながる世の中ですから、完全に排除するのも難しいでしょう。治療において、目指すべきは「ゲームをやめさせること」ではなく、「ゲームを適切に楽しめるようになること」です。

 

〇親子で病気について正しい知識を身に着ける

 

治療の第一歩にして一番重要な段階は、本人が「ゲームによって支障が出ている」とか「自分はゲーム依存かもしれない」と感じることです。先に説明したように、否認が働いているので、「ゲーム依存」という病気を知っても、「自分は違う」と言うでしょう。実際に、周囲からみて明らかに心配になる様子なのに、「困っている」という自覚を持ちにくい子どもがいるのも確かです。

 

プレイ時間の多さは、人によって感じ方も違うので、「やりすぎ」「いや、そんなにやっていない」と言い合うのは、無駄骨に終わることが多いです。まずは、実際にゲームをしている時間を測りましょう(できれば自分で)。一日の過ごし方を紙に書いても良いでしょう。多くの子は「少なく」ごまかそうとします。

 

それは、自分で「多い」と感じている証拠でもあります。なるべく、視覚化し自分で把握すると、コントロールしようとする気持ちがうまれます。多くの時間がゲームで失われていることを自分で知ることが大事です。中には分かっていてもやめられず、自分の意志の弱さを過度に責めている子もいます。「ああ、自分は病気だったんだ」と分かったことで、「安心した」という声もあります。

 

少し子どもにゲーム依存への関心が出てきたら、ゲーム依存の仕組みや症状、治療について、正しい理解を伝えます。この時、決して「だからやめなさい」という論調にならないように気を付けることです。しかし、それまで子どもとのやりとりで、散々ぶつかってきている家庭が多いので、親がいくら淡々と説明しても「自分からゲームを取り上げようとしているだけだ!」など不信感を持って、子どもが聞く耳を持たない場合もあります。

 

そのような場合は、専門的な立場の人から説明してもらう、ゲーム依存に関する書籍やパンフレットなどを利用する、本人と関係の良い人に間に入ってもらうのも良いでしょう。本人が信頼できる人が見当らない場合も決して少なくありません。悠長だと思われるかもしれませんが、親や支援者、人との関係づくりから始める必要があるでしょう。信頼できる人がいないということそのものが、ゲーム依存の原因かもしれないのですから。

 

〇親子でゲーム依存への対処法を身に着ける

 

ただやみくもに、ゲームを控えようとしても、ルールを設定して守らせようとしても、恐らく失敗に終わります。子どもの意思だけでは何ともならないことだからです。重要なのは、ルールを守るための、作戦を立てることです。

 

例えば、ゲームをしていない時に出てくる症状の一つのイライラがありますが、イライラが起こったらどうやって解消するのかもあらかじめ決めておかなければ、必ずゲームに走ります。それが今までのパターンだからです。ゲーム以外の時間の過ごし方を考えて、色々楽しめることを探すのも大事なことです。

 

そして、本人があまりにもゲームにしがみついていて、治療に前向きではない場合にこそ、安全にゲームができる環境を提供することが大事です。そして、ゲームの内容の面白さや、気持ちなど会話しましょう。

 

一緒にやっても良いです。ただし、親はどうしても「やめさせたい」気持ちが先行して、純粋に子どもの話に付き合えなかったり、反対に「子どもとの関係を作りなおしたい」一心で、一緒になってルール破りをしてしまうこともあるので、誰か別の支援者に頼んだり、ガイダンスを受けながら進める方が良いでしょう。

 

〇親子でゲーム依存に陥った原因を考える

 

同じゲームをやっても依存してしまう人と、そうでない人がいるように、ゲーム依存はゲーム自体の問題ではなく、依存してしまうその背景が重要です。原因は一つではないことが多いので、原因を突き止める必要はありませんが、中には解決できるものも含まれているかもしれません。

 

現実世界に居場所がなくてゲームの世界に居場所を求める子も決して少なくありません。起きられないから学校に行けないと子どもは説明するかもしれませんが、もしかしたら学校に行きたくない気持ちがあるかもしれません。眠れないのかもしれません。良く眠れないならば、良く眠れるように。学校が辛ければ、より楽になる方法を一緒に考えて。

 

ゲームが大事な居場所になっていた子の場合は、ゲームを介しても介さなくても安心して触れ合える交流の場に誘い出しても良いですね。

 

〇ゲーム依存の治療者に会うためには

 

ゲーム依存の治療は、専門家のガイドなしでは難しいものです。「ゲーム依存専門」というものはありませんが、ネット依存の病院はいくつかあります。お近くに専門病院がない場合、病院に受診するとしたら、子どもの年齢にあわせて「児童」「思春期」「子ども」を看板に掲げている、精神科や心療内科、メンタルクリニックを受診するのが良いでしょう。

 

臨床心理士による相談やガイダンスが受けたい場合は、教育相談が適切でしょう。子どもが学校に通っている年齢ならば、スクールカウンセラーに相談して適切なカウンセリングルームを紹介してもらっても良いでしょう。

 

ただし、すでにゲーム依存によって引きこもり状態になっている場合には、適切な相談機関があっても子どもを連れて行くのが大変なこともあるでしょう。そういった場合こそ、家族だけで抱え込まないことが重要です。訪問カウンセリングを提供している、NPO法人などに相談し、家に専門家や相談員を派遣してもらうと良いでしょう。

 

 

〇まとめ

 

ゲーム依存は、一朝一夕でなるものではありません。それまでのゲーム習慣や対人関係、家族関係によって徐々に問題となる病気です。まずは、子どもがゲーム依存になることを予防しましょう。ゲーム依存を予防するための4つの習慣を以下に挙げます。

 

  • テレビ、ゲームなどをまったくしない日を作る
  • 「○○したらゲームしていいよ」などゲームを取引に使わない
  • 子どもの年齢にふさわしいものなのかどうか、親が内容を確認してから与える
  • 親が子どもにやらせたくないゲームは子どもの前でやらない

 

実際に、上の四つの習慣を守ってみたら、親の方が大変だったという声はよく聞かれます。親の方も、実はテレビやスマホ、ゲームの力を借りて子育てしているところあるんですよね。もしゲームのことが心配になったら、子どもの人間関係や親子関係を見直してみる良いチャンスです。

 

【執筆】臨床心理士:高橋 真里

 

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