豆乳ヨーグルトとは? 牛乳ヨーグルトとの違いや効果
最近、人気を集めている豆乳ヨーグルト。牛乳から作られたヨーグルトと、どちらを選んだらよいのか迷いませんか? 両者の栄養成分の違いや健康への効果、豆乳ヨーグルトの簡単な作り方まで、管理栄養士がご紹介します。
豆乳ヨーグルトとは
豆乳ヨーグルトとは、豆乳に乳酸菌を加え、発酵させてできた植物性ヨーグルト。トロリとした絹ごし豆腐のような食感が特徴です。乳酸菌、大豆イソフラボン、大豆たんぱく質といった栄養素を含む特定保健用食品です。
市販されている豆乳ヨーグルトは、プレーンのものを筆頭にさまざまな果物味のものがあり、豊富なラインナップとなっています。ぜひ、お好みの豆乳ヨーグルトを見つけてみてください。
牛乳から作られるヨーグルトとの比較
次に、一般的な牛乳から作られているヨーグルトと豆乳ヨーグルトの違いを解説していきます。
豆乳ヨーグルトと牛乳ヨーグルトとの大きな違いは、
- 豆乳ヨーグルト……植物性
- 牛乳ヨーグルト……動物性
ということです。動物性と植物性の違いから、乳酸菌、たんぱく質、脂質などあらゆる面で全く違ったものになります。詳しい違いを解説していくために、おおもとである牛乳と豆乳に含まれている栄養成分を比較していきます。
*牛乳と豆乳の比較(1カップあたり)
これらの栄養成分の違いから、以下のことが分かります。
ポイントを抑えると、豆乳ヨーグルトは牛乳ヨーグルトに比べて、
- 「低カロリー」でヘルシーになります。
- 「低糖質」になります。
- 「鉄」を多く含んでいます。
- 「葉酸」を多く含んでいます。
- 「カルシウム」含有量が少ないです。
牛乳ヨーグルト、豆乳ヨーグルトのそれぞれにおいてメリットとデメリットがありますが、豆乳ヨーグルトの方が健康面に特化していると言えるでしょう。
豆乳ヨーグルトの効果
次に、豆乳ヨーグルトのさらなる魅力である豆乳に含まれている「イソフラボン」について解説していきます。
豆乳ヨーグルトの最大の魅力は「イソフラボン」を含んでいるということです。
イソフラボンには女性ホルモン様の働きが期待できるので、骨からのカルシウムの流失を抑え、骨粗しょう症予防に効果が期待できます。
他には、上記に記した通り、低カロリー低脂質なので、ダイエット効果も発揮してくれます。
また鉄や葉酸不足改善にもおすすめです。
手作り豆乳ヨーグルトを作るには
手作り豆乳ヨーグルトは、とても簡単に作れます。まず、用意するものを紹介します。
- 無調整豆乳
- 乳酸菌(乳酸菌飲料、ぬか、お米のとぎ汁、市販の豆乳ヨーグルトなど)
- 密閉容器
- スプーン
密閉容器の中に無調整豆乳と乳酸菌を入れてスプーンで混ぜて、蓋を閉め、温かい環境に置いておけば6~8時間程度で完成します。
無調整豆乳と乳酸菌の量の目安としては、無調整豆乳400ccに対してヤクルト大さじ1程度となります。
温かい環境とは春から夏にかけては常温のままで、寒い時期はコタツの中などがおすすめです。
手作りヨーグルトを作る注意点
手作り豆乳ヨーグルトを作る上でいくつか注意点があります。
- 無調整豆乳は未開封のものを使用。開封することで雑菌が入りがちなので、未開封のものが良い。
- 密閉容器とスプーンは水滴などが残っていない綺麗なものを使用。※菌の繁殖を抑えるため。
- 出来上がった豆乳ヨーグルトは、冷蔵庫で保存。
まとめ
豆乳ヨーグルトの紹介はいかがでしたか? 通常の牛乳ヨーグルトよりもさらによい効果が盛りだくさんなので、ぜひ試してみてください。市販の豆乳ヨーグルトはどうしても少し高価になってしまいがちなので、手作り豆乳ヨーグルトにもチャレンジしてみるとよいでしょう。
【執筆】管理栄養士:戸田 綾子
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