お肌の調子も改善? 栄養たっぷりイチゴ(苺)のレシピ
赤くて甘酸っぱいイチゴ。イチゴの旬は冬から春にかけてといわれています。イチゴには健康成分が豊富に含まれており、イチゴを食べることでお肌の調子の改善も期待できます。今回はイチゴの栄養がもたらす健康効果や、イチゴ農家の方から教えて頂いたレシピをご紹介いたします。
イチゴ(苺)の栄養でお肌の調子を改善!
イチゴの栄養成分
○ビタミンC
イチゴにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには皮膚や粘膜を丈夫にし、ストレスを緩和させる働きがあります。ストレスや喫煙によってビタミンCは大量に消費されます。また、体内で貯蔵しておくことができないため、毎日摂取する必要があります。意識してビタミンCを補いましょう。イチゴを5粒食べると、1日に必要な推奨量100gのビタミンCを摂取できます。
○クエン酸
疲労回復効果があります。カリウムを含み、ミネラルの吸収を促す作用を持ち、身体の調子を整える手助けとなります。
○カリウム
イチゴにはカリウムが多く含まれています。塩分のとり過ぎによるむくみを改善する栄養がカリウム。体内にある塩分をバランスよく排出してくれます。
○食物繊維
水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれており、腸内環境を整え便秘の改善に役立ちます。
○アントシアニン
赤い色素のアントシアニンには、血糖値の上昇を抑制する作用や視力を改善する効果があります。
イチゴに含まれるビタミンCの効果
○美白作用
メラニン色素を産生する酵素の働きを抑えてシミを予防
○コラーゲン生成
弾力とハリの源であるコラーゲンの生成を促す
○抗酸化作用
細胞を傷つけて総合的な肌老化を招く活性酸素から肌を守る
- コラーゲンを変性させない→たるみやシワの予防
- メラニン色素を黒色化させない→シミ予防
○風邪予防効果
強い抗酸化作用があり、活性酸素を消去し、ウイルスに対する免疫力を高めます。風邪や病気にかかりにくくするために積極的に食べたいですね。
美味しいイチゴの選び方3つのポイント
- 果実は真っ赤でツヤがある
- ヘタがそり返っていると食べごろのサイン
- 全体的に白っぽいものは避ける
栄養素を逃さない洗い方は、ヘタをつけた状態でやさしく水洗いをします。ビタミンCは水に流れやすい性質を持っているため、ヘタをとってから洗うとビタミンCが流れてしまい、更に味も落ちてしまいます。
イチゴの保存方法
日持ちはしないため、早く食べきりましょう。残ったらヘタは取らずに、ヘタを下に向け果実のとがったところを上向きに置きます。イチゴを何段にも重ねて置くとつぶれるため重ねません。ラップに包んで冷蔵庫で保存し、1~2日で食べきるのが理想です。
イチゴを使ったレシピ
●イチゴと豆乳のヘルシージュース(1人分)
- イチゴ・・・5粒
- バナナ・・・1/2本
- 豆 乳・・・100~150㎖
(作り方)
- ①イチゴは水洗いをして、ヘタをとり半分に切る
- ②バナナは皮をむき、輪切りにする
- ③ミキサーに豆乳とイチゴ、バナナを入れて回す
○ポイント
豆乳に含まれるイソフラボンは、更年期障害や骨粗鬆症を防ぐ効果があります。さらに女性の肌の美白作用、保湿性の向上などの美容効果も期待できます。イチゴとバナナのビタミン・ミネラルが、豆乳のたんぱく質の吸収を助けてくれるため、相性のよい飲み物と言えます。リンゴやにんじん等、好みの果物・野菜を加えて楽しんでみるのも良いでしょう。
●イチゴ農家直伝!イチゴサンド(1人分)
- 8枚切り食パン・・・2枚
- イチゴ・・・好きなだけ
- 生クリーム(ホイップしたもの)・・・適量
(作り方)
- ①イチゴを水洗いしてヘタをとり、キッチンペーパーで水けをとる
- ②イチゴはスライスしておく
- ③食パンの耳を落として、2枚ともにホイップした生クリームを塗る
- ④スライスした②のイチゴを③の食パンの1枚だけにのせる
- ⑤イチゴをのせた食パンと、生クリームをのせた食パンを重ねる
- ⑥食べやすい大きさに切る
○ポイント
イチゴの甘酸っぱさが生クリームの甘さを引き立ててくれる美味しいサンド。キウイやバナナなども一緒にサンドすると鮮やかになりますよ。
●桜色のふわふわムース(4人分)
- イチゴ・・・1パック(300g)
- 生クリーム・・・400㎖
- ゼラチン・・・5g
- キビ砂糖・・・40g
- 水・・・大さじ2
(作り方)
- ①ゼラチンを水大さじ2でふやかしたら、レンジで20秒ほど温めて溶かす
- ②イチゴ、生クリーム、キビ砂糖をミキサーにかけ、なめらかにする
- ③次に②を鍋に移して火にかけ、沸騰させずに①のゼラチンを加え、冷蔵庫で冷やし固める
○ポイント
数個イチゴを飾り用に残しておき、固まってからのせると可愛らしく見えます。ゼラチンは沸騰させないのがポイント。沸騰させると固まりにくくなります。ゼラチンはコラーゲンが豊富で美しい肌を作るために必要です。意識してお料理からも摂取できるといいですね。
まとめ
イチゴに含まれるビタミンCには、お肌の調子を改善する健康効果がたくさん含まれています。子供からお年寄りまで男女問わず、皆さんに愛される人気のイチゴ。旬の時期が一番栄養価の高く、手軽においしく食べていただきたい食材です。まさに、一石二鳥、イチゴを味わいながら美肌効果や風邪予防にも期待しましょう。
【記事監修】管理栄養士:浦西 小百合
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