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洗濯物の生乾き、体への影響は?

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これから梅雨の時期ですが、雨が多いと洗濯物がしっかり乾かず、生乾きになることがよくありますよね。せっかく洗濯したのに、生乾きの臭いがすると気分も落ち込みます。今回は、なぜ生乾きすると臭くなってしまうのか、どうしたら生乾きを防ぐことができるのか、また洗濯物の生乾きがどの様に体に影響するのかをご説明します。

 

なぜ生乾きが起きるか

 

空気が含むことができる水蒸気量には、限度があります。

これは、「飽和水蒸気量(g/㎥)」といって、1㎥の空間に存在できる水蒸気の質量を、温度と湿度から計算したものです。

洗濯物は、衣類に含まれる水分が空気中に蒸発することで乾きますが、梅雨時の湿度は、70~80%と空気中の水蒸気量が非常に多く、空気中に水分が逃げるスペースが少ないため、洗濯物が乾きにくくなります。

また、湿度が高いと、カビや細菌が増殖しやすくなります。多くの細菌は、温度20℃以上、湿度70%以上で繁殖が盛んになると言われており、夏場に食中毒が増えるのはこのためです。次に、生乾きの臭いの原因菌についてみていきましょう。

 

梅雨

 

生乾きの臭いの原因菌は?

 

生乾きの臭いの原因菌は「モラクセラ菌」という細菌です。

2011年に花王の安全性評価研究所が、洗濯後の洗濯物の臭いの原因は、モラクセラ菌から生成される4-メチル-3-ヘキセン酸(4M3H)という物質であることを発表しました。ヒトや動物の体の皮膚表面や、口腔・気道などの粘膜には多種多様な常在菌が存在するのですが、モラクセラ菌はこの常在菌の一種です。モラクセラ菌は、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの常在菌に比べて紫外線や乾燥に対して耐性があり、洗濯後にも死滅することなく洗濯物に付着しています。そして洗濯物に残った皮脂やタンパク質を分解し、悪臭の原因成分の4M3Hを生成します。

 

細菌は体に悪影響をもたらす?

 

通常、常在菌は病気の原因になるのではなく、逆に体表面で病気の原因になる微生物に対して防御役をしてくれています。しかし、免疫力が低下した時などに日和見感染症を起こしてしまうことがあります。もし、発熱や吐き気、体がだるいなどの症状があらわれた場合には、医療機関に連絡してください。

生乾きの臭いの原因は、モラクセラ菌の中でも「モラクセラ・オスロエンシス」という菌ですが、同じモラクセラ属の「モラクセラ・カタラーリス」という菌は肺炎などの原因になることがあります。モラクセラ・オスロセンシスは健康な人には無害ですが、2歳の子供で発熱や咽頭炎、湿疹などの症状の原因と考えられるという研究結果もありますので、小さな子供用の洗濯物はきちんと乾燥し、清潔な状態にしてあげましょう。

 

 

重曹を使った洗濯法

 

生乾きを防ぐには、モラクセラ菌の除去、ならびに増殖を防ぐため餌となる皮脂などの汚れを除去することが重要です。オススメは60度以上のお湯に重曹を入れて15分ほど衣類をつけおきすることです。モラクセラ菌は熱に弱いため、60度以上のお湯で増殖を防ぐことができます。重曹は弱アルカリ性のため、皮脂などの酸性の汚れを落としてくれます。従って、重曹のお湯につけることで、モラクセラ菌の除去とモラクセラ菌が増殖するのに必要な汚れの除去を効率よく行うことができます。

 

どうしても消えない生乾きの臭いを消す方法

 

モラクセラ菌には酸素系漂白剤も除菌効果があるため、洗剤とともに漂白剤を使用することも生乾きの臭い防止になります。

それでもまだ臭いが気になる場合は、洗濯物にアイロンをかけてみましょう。アイロンの熱によりモラクセラ菌が死滅しますので、生乾きの臭いを防ぐことができます。

 

アイロンがけ

 

まとめ

 

生乾きの臭いを防ぐためには、モラクセラ菌の繁殖を防ぐことが重要です。モラクセラ菌だけでなく、多くの雑菌は適度な温度で湿ったところが大好きです。洗濯物をできるだけ早く、完全に乾かすことが生乾きの臭いを防ぐための重要なポイントになります。室内干しする際は、扇風機などで洗濯物に風を当ててあげることで、より早く乾かすことができるでしょう。また、洗濯物だけでなく、洗濯機も定期的に掃除し、洗濯槽の裏のカビや菌を除去しましょう。

 

【記事監修】薬剤師:ダンカン賢子

 

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